微生物の力を上手く 活用した発酵というチカラ
わずか1ミクロン(1ミリメートルの1000分の1)という、ごく小さな微生物によって起こる不思議な作用『発酵』。私たち人類の祖先は、古くから発酵という作用を知り、発酵食品を生活の中に取り入れ、健康に役立ててきました。
日本ではカツオ節や納豆、日本酒、みそ、醤油、漬け物など。世界ではヨーグルト、チーズ、ワインなど…実に多種多様な食べ物を生み出し「発酵文化」を作り上げてきました。 例えば、わずか100gのチーズに含まれているカルシウムは牛乳の約6倍に匹敵します。チーズは発酵という過程を経て、タンパク質がアミノ酸に分解されて体内に吸収されやすい状態になっています。
赤ちゃんからお年寄りまで骨は一生を通じて常に作り変えられているので、チーズはカルシウムの摂取には、とてもオススメの発酵食品なのです。
発酵食品を生み出す「知識」と「経験」「技術」
発酵食品の製造においては、その材料である米や麦、牛乳、大豆、あるいはブドウやリンゴといった果実などの、素材の良否がその品質に大きな影響を与えます。しかし、それ以上に品質にとって重要なのが、製造過程における、発酵に関与する微生物の菌株の選定、発酵時の温度、水素イオン濃度(pH)、酸素分圧などの諸条件です。製造過程において、これらの条件を正しくコントロール出来なければ、どんなに素晴らしい素材も生かすことができません。そのコントロールを可能にし、確かな品質の発酵食品を生み出すのが「醸造の知識」と「技術」「経験」です。
自然の生命力を蓄えた 「植物」を食べよう
太陽の光を浴びて、土と水の養分をたっぷり吸って生長する果物や野菜、穀物。植物にはビタミンやミネラルなど、人にとって不可欠な栄養素が豊富に含まれています。
しかし現代では食生活の変化から、ついつい植物が食卓から遠ざかりがちでは、ありませんか?
元気よく、若々しい生活を保つには規則正しい食生活に、さまざまな植物をバランス良く摂取することが欠かせません。
植物発酵食品『万田酵素』は 種類以上の厳選した果物や野菜を、まるごと発酵・熟成。酵母菌をはじめとした微生物のチカラで、3年3ヵ月以上の長い時間をかけて熟成させています。
単一の素材でさえ、正しく発酵させるために多くの条件を正確にコントロールする必要があります。種類以上の素材を複合させて発酵させるには並外れた「技術」と「経験」が要求されます。万田発酵株式会社では、因島で10代以上も連綿と続いてきた造り酒屋で日本酒「万田」を仕込んでいた時代から、酵素がもたらす発酵という技術にこだわってきました。 安定した発酵を促すためには、通常加温を必要としますが万田酵素は、加熱せず常温で複数素材を発酵させます。素材の下処理を行ったあとは、自然の力に委ね植物が持つ生命力を引き出していきます。 食べ物の保存性を良くしたり、味わいを深めたり、そして栄養価を高めたりして、私たちの食生活を支える発酵の力を研究し続けることで生まれたのが、植物発酵食品『万田酵素』なのです。