おむすびコラム

瀬戸内海の穏やかな島々に癒やされる。

千光寺公園頂上展望台から東西に広がる尾道の景色を臨むと、手前に千光寺公園、対岸には向島が浮かび、その間には、尾道水道と呼ばれる狭い瀬戸内の海が横たわります。山肌には多くの寺院が建てられ、それらを繋ぐ石畳の坂道とその先に広がる瀬戸内海の穏やかな海の景色は風光明媚で日本の原風景と言われています。 古くから物資の集散地として栄えた尾道は多くの人を魅了し、近年では「坂の街」「文学の街」「映画の街」として知られています。

「坂の街」

山の斜面に住宅や寺院が密集し、入り組んだ狭い路地と坂道が迷路のように張り巡らされた独特の景観。狭くうねった坂の先に見える尾道水道の青い海が印象的。 石畳の坂道で繋がれた寺院をめぐる「古寺めぐりコース」や「尾道七佛めぐり」など、尾道らしい景観を楽しめる散策コースが人気です。

「文学の街」

林芙美子、志賀直哉が移り住む等、多くの文化人に愛された尾道。 正岡子規や十返舎一九などが残した詩・俳句・短歌などを刻んだ 基の自然石をめぐる「文学のこみち」では、尾道水道を眺めつつ文学の世界にひたる時間が楽しめます。

「映画の街」

尾道は映画の舞台としても有名で、小津安二郎監督の「東京物語」、大林宣彦監督の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の『尾道三部作』などで起用されています。また、尾道ゆかりの映画・約2万1千枚の映画ポスターを所蔵する「おのみち映画資料館」もあります。

「しまなみ海道」

尾道市と四国今治市を結ぶ西瀬戸自動車道。瀬戸内の島々に 本の橋が架けられ、斜張橋として世界最長の多々羅大橋、世界初の三連つり橋の来島海峡大橋など、それぞれに形の異なった架橋で結んでいることから「橋の美術館」とも呼ばれています。サイクリングコースとしても有名です。

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